TOPd365ザ・ノース・フェイスの世界的コレクターが...

ザ・ノース・フェイスの世界的コレクターが語る、コレクションの流儀/the Apartment 大橋高歩

どんな仕事であれ、10年続ける、そしてさらに続いていくことは困難を極める。その荒波を越えるには、何かしらの指針が必要だ。どの企業にも社訓が飾ってあるのはそのためだろう。「the Apartment」にとっての指針は、ヒップホップで培った信念を曲げないという強いメンタリティーだった。

世界一”ヤバい”を目指し、あたまひとつ抜け出す


飲みの席でのトークから、期せずして古着と新品服を混ぜたショップをオープンすることになった大橋さん。10年もの長きにわたり続けてこれたのは、自分が思い描く”ヤバい”ことに猪突猛進してきたからだ。

「これまで、”そんなことをしてもお金にならない”、”損だ”、”バカげている”ということばかりやってきた気がするんです。その原動力は、単純に”ヤバい”から(笑)。僕は昔から求道者を尊敬する傾向があって、子どもの頃は空手の先生に憧れていました。その先生は、拳を石のようにカチカチにするために、いつも巻き藁を突いていて。最初はさすがに”バカじゃないか”と思いましたけど、いつ行っても巻き藁を突いているので、最終的には”この人ヤバい”、かっこいいなって。