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「モノゴトの見方を変えると日常がちょっと面白くなる」屋号に込められた“なにもない”の意味/niente 見城ダビデ

東京都世田谷区にある豪徳寺という街を歩く。招き猫発祥の地とも言われる豪徳寺の名を冠した小田急線の駅から徒歩5分。穏やかな空気の流れる街に、ひっそりと「niente と tokyobike」という看板が立っている。その店先には都会のライフスタイルと相性の良さそうな自転車が並ぶが、其の実、単なる町の自転車屋ではない。「『価値』って絶対的じゃなくて、見る角度や光の当て方を変えただけでコロッと変わるところが面白い」――そう語る店主の見城ダビデさんが同店をオープンさせるまでには、自分の“スキ”をひたすらに追い求め、実行してきた過去があった。

「niente(ニエンテ)」に込められた想いとは


「株式会社niente」(以下、niente)の店主は、見城ダビデさんという。1984年、静岡4人兄妹の長男として生まれた。カタカナの本名は、牧師である彼の父が付けたもので、聖書にでてくる「ダビデ」がその由来だそうだ。見城さんは「niente」というお店の役割について、こう話す。



「“niente”としての活動は、価値がないとされてしまったものやその価値を見出されていないものに再び光を当てて拾い上げ、それを伝えていくことで誰かの生活を豊かにすること。このお店は、それを表現して“伝える場”としての役割を持っています」