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カセットテープ・カルチャーの中心を担う店主の1日と仕事観/waltz 角田太郎

根っからの音楽好きが、念願叶って音楽販売の職についたものの時代は逆風。“これでダメなら諦めよう”と飛び込んだインターネットの世界で、音楽のみならず、長年不振だった消費財の販売も経験した角田さん。気づけばバリバリの外資系ビジネスパーソンとなり、仕事でも結果を残し続けた人物は、どのように現在の仕事と向き合っているのだろうか。

カセットテープ・カルチャーにおける世界の中心地


新作をカセットテープで発表するアーティストは、世界的に増加傾向にある。それは何も「アナログでしか味わえない音色」を楽しみたいという欲求だけではない。音楽の配信サービスが主流となるなかで、「何かしら手もとに残る物質(アナログ)を残したい」という考えがアーティスト側にもリスナー側にも芽生えているのだ。

そういった発想は、ひと足先にレコードブームという現象を起こし、プレス工場はどこも混雑、納期に時間がかかっている。しかし、カセットテープであれば素早く、より少ない予算でプレスできることもあって、新人アーティストでも手が出しやすいというメリットがある。その流れが定着したことで、もはやレコードの代替品ではなく、ひとつのプロダクトとしてデザイン的にも凝った商品が増えているのだ。