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農業2.0。作物と向き合う時間を増やすために最新技術で効率化を図る/BEER EXPERIENCE 吉田敦史

脱サラして経営農家となり、ホップやパドロンを生産するBEER EXPERIENCE社の吉田さん――。「岩手の遠野で農業をする」と一言で表現しても、その実像は伝わりづらい。吉田さんの農業に対する仕事観は、一体どんなものだろうか。



ピーマン、きゅうり、トマト、アスパラガス、レタス――。遠野の気候は農業に適しており、大抵の作物が育つ。一方で生産者が何でも作れてしまうので、土地柄を生かした作物は少ない。全国2位の生産量を誇るホップは、そういった意味でも目立っている。遠野でホップの栽培が盛んな理由は、元々は「減反政策」に遡る。

東北はホップの大量生産地であったドイツと緯度や気候が近いということで、田んぼの代わりに作り始めた背景があった。しかし今では農業全体が縮小化し、生産者の数も減ってしまったという側面もある。子どもに農業を継がせていない家も多い――、と吉田さんは言う。