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TOKYOの森の再生に尽力する、熱き“林業マン”【東京チェンソーズ】

「東京チェンソーズ」の生業は、東京の森で木を植え、育て、伐採したものを活かし、街に届けること。彼らは人の手が入らなくなった山に分け入り、かつて里山の暮らしとともにあった日本の美しい森の現代の在り方を模索しながら、次世代林業の可能性とお金を生み出すことを目指す熱き“林業マン”たちだ。

「かつての日本の木は、建築材料はもちろん、炭焼きの材料、屋根や壁の材料に使われ、細い枝も生活のために持ち帰ったことで、山はいつもきれいだったそうです。しかし、炭や薪の需要がなくなり、効率化を目的に規格化されると不要な木が残されるようになりました。この状況のなかで、より美しい山づくりを目指すひとつの手段として、取り残された素材を見つめ直す試みを始めました」(代表・青木亮輔さん)

2006年に創業し、檜原村をはじめとする西多摩を中心に活動し、日々山々の再生に取り組んでいる。オンラインストアでは、彼らが加工し、デザインしたアイテムを販売。半世紀以上もの間、日本が見て見ぬふりをしてきた山々から生まれる商品を手にして、自分たちの暮らしのすぐそばにそれらがあることを想像してみてほしい。



東京生まれの木育玩具




マグロで言えば、トロや赤身の切り分けにあたる「丸太の木取り」の積み木。パズルのように年輪をよく見て組み合わせると、もとの丸太の形になって箱に収まり、片付けも楽しいおもちゃだ。素材そのもののカタチを活かした商品なので、子どもが木を知るきっかけにも。「Tokyo Tree Wood」とは、木(Tree)が職人の手によって材(Wood)に変わり、子どもたちの手を介して森と人がつなげる東京生まれの木育おもちゃシリーズ。使われている木材は、すべて規格化できないために流通に乗ることのなかったものだ。

「Tokyo Tree Wood 丸太の木取りつみき」


価格:1万1000円(税込) 
サイズ:約33.0×22.0×9.5cm
材種:檜原村産針葉樹、素地仕上げ



「東京の森」をあなたのキャンプサイトに




斧や鉈で薪を小割りにする際に活躍する丸太の薪割り台。比較的軽量な針葉樹と、重いけれど頑丈な広葉樹の台がラインナップされている。「斧や鉈は買ったけど、薪割り台がないんだよね!」という声に応えて商品化。熱々のダッチオーブンの鍋敷きやキンドリングクラッカーの台座にも最適だ。

「薪割り台 広葉樹15cm」


価格:3300円(税込)
サイズ:直径約25.0×高さ15.0cm
材種:東京都産広葉樹、素地仕上げ(帯鋸でカットした状態)



30年間の物語を始める、森を育てる体験プログラム




東京美林倶楽部は、一口3本の苗木(花粉の少ないスギ)を植え育てることで、東京に美しい森林をつくるプロジェクト。東京・檜原村の森林に3本の苗木を植えることから、木を育てる「30年の物語」が始まる。苗木を植え、下草を刈り、下枝を切り落として間伐。日本林業の伝統と技術を学び、考えながら、じっくり育てていく育成体験プログラムだ。育てた木のうち2本は伐採して家具や玩具などに加工して、あなたのもとへ。そして、残りの1本の木は、次の世代へ続く美しい森林となっていく。

「東京美林倶楽部」


価格:5万1000円(税込)
※正規会員一口の入会金および初年度年会費。2年目以降の年会費(1000円/年)は別途

DATA


設立年:2006年
所在地:東京都西多摩郡檜原村654番地
facebook:https://www.facebook.com/tokyochainsaws/
HP:https://www.chainsaws-store.jp/

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text山田 卓立