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“かっこいい”は作れる!目ヂカラUPからあこがれの陰影メイクまで、フツーの男子のためのメイク実践講座



フツーの男子にメイクをしたら劇的に変化!
これなら普段使いOK



メンズメイクが大注目を集めることになった2018年。日本から本格的な男性用メンズメイクブランド“FIVEISM × THREE”が誕生した。これは決して突飛な現象ではない。

ほぼ時を同じくして外資系のシャネルからも“ボーイ ドゥ シャネル”が発表されたことで、世界的な潮流として男のメイクが一般的になっていくことを示していると言ってもよいのでないだろうか。

そこで今回はページを増やして、男子メイクの実践編をお届けする。いわゆる職業的にメイクをするホストやエンターテインメント性の強いドラァグクイーンとは違う、(あまり好きな言い回しではないが)フツーの男性のためのフツーのメイクを紹介。登場するのは身内で申し訳ないが、デジモノに携わるフツーの面々。

「普段はスキンケアをまったくしていない」という猛者から「美容に興味あります!」と自信を持って言うことができるイマドキ男子までを集めてみた。

取材をしてみると、それぞれ顔立ちや肌に対する思いは存在した。女性ならある程度、メイクによる解法を思いつくだろうが、男性はそうはいかない。むしろ彼らはメイクで悩みを解消できるということさえ思い至らなかった。それは無論、当然のこと。

そんな彼らに対してメイクを施してみると普段から化粧をしないので、むしろ女性よりもビビッドにその変化が現れた。

これから3例を挙げて、やりやすい男子メイクのバリエーションを見ていこう。初心者でもできるようにステップは3つだけ。ただし全員にまずベースとして、各人の肌色に合わせてファンデーションなどを塗布してあり、これはステップに含んでいない。

各アイテムの色選びは初心者には難しい。もし興味を持ったら、カウンターのスタッフに相談しよう。

各人の肌色に応じてファンデーション「ネイキッドタッチ モイスチャライザー(5200円)」で肌のトーンを整えてある

憧れの彫りの深さを出す陰影メイク


Before
せっかくの眉毛を生かしきれていない

元からのキリッとした眉毛がかっこいいのでメリハリのある男らしい顔になれる余地は十分にあり。無防備に焼けてしまった肌のトーンは均一だが目の下のクマや乾燥による毛穴の開きが原因のたるみのせいで、ややのっぺりとした印象が残念な感じ。

普段、洗顔をした後でも何も塗らないという最近ではめずらしい、古風な気質の中村さん。荒れたときだけ化粧水を少し塗るそう。若いうちはそれでなんとか乗り切れるが、これからは肌力が落ちてくるので心配。元々、精悍な日焼け肌で肌のトーンはわりと揃っている。

しかし、目の下のクマや開いた毛穴のせいで、ぼんやりとした印象もぬぐえない。これを放っておくと老け顔が定着するので要注意。

そこで今回は若々しいメリハリのあるメイクを心がけた。メイク後はパッと見ただけでエラの辺りのフェイスラインがスッキリとして、小顔になったことが確認できる。さらに頬骨や鼻筋がスーッと通ったことで立体感が出て、大人の彫りの深い顔へと変わった。

ちなみに奥さんから「肌がきれいに見え、顔が明るくなった」と言われたそう。コントゥアとハイライトという“陰影”を自在に操ることで、彫りの深い顔を実現できるという好例だ。

After
メリハリがついて輪郭がシャープになった!

コントゥアで影をつくった箇所はググッと奥まって彫りの深さをつくり出せた。また、エラにも塗ったのが功を奏し、スッキリと引き締まったフェイスラインが出現した。さらに凸部に光を集めるハイライトのおかげで、ひたいと鼻筋がせり出すように見える。これで陰影のバランスがとれ、憧れの彫りの深い顔が完成だ!

あえて“影”をつくって、彫りを深くする



FIVEISM × THREE リフレクター バー 色番:02
5200円

コントゥアとは影をつくるメイクのことで女子には常識。肌色よりやや濃い色で頬骨の下側やひたい~こめかみの生え際、目頭、フェイスラインに大胆に描き込んでいく。指で境界線をぼかすようになじませると自然な影が出現。こうすることで凹部を強調するのだ。

次は“光”を凸部に集めて、強調しよう



FIVEISM × THREE コンシール バー 色番:06
5200円

先ほど入れた影と対になるように頬骨の最も高い位置、ひたい~鼻筋のいわゆるTゾーン、アゴ先、眉尻など凸部にハイライトと言われる光を集めるアイテムを塗り込む。こうすることで適度に反射させ、高く見せたい部分を強調することができる。

クマを隠して、健康的な印象をつくる



FIVEISM × THREE コントゥア バー 色番:04
5200円

元々、力強い目元だが、残念なのが目の下のクマ。骨格的にたるみやすいタイプで、ここに影ができると途端に不健康な印象になってしまう。そこで少し明るめのコンシーラーを塗って指でなじませるだけでクマが隠れ、パッと目元の印象が明るくなった。

健康的な印象になる血色メイク


Before
流行の塩顔だけどちょっと顔色悪そう!?

25歳と若く、しかも肌の調子がいい小林さんなのだが、色が白いゆえにちょっと元気がなさそうに見えるのが玉に瑕。キメの細かい肌は最近の男子の特徴でもあり、そんな武器を生かしつつ、もう少し血色をよくして印象アップを図りたい!

自覚する肌質は敏感肌で「普段はお湯洗顔です」という25歳の小林さん。自己分析もしっかりできているのはさすがイマドキ男子。透明感のある白い肌は女子が羨むほど。

少し残念なのは、白さゆえ血色がよくないように見えてしまうこと。また、眉尻の方が眉頭より薄くなっているので、ちょっと麻呂眉っぽい。ヒゲも生え方にムラがあって肌が透けて見えてしまい、弱々しい印象になりがちだ。

そこで、小林さんにはまずチークを入れてまるで湯上がりにほっぺたが軽く上気したような演出を施した。そこに肌と同化していた唇にもほんの少し色を足し、これだけで血が巡る健康的な顔に変身。

さらに薄い眉やヒゲを眉用のペンシルで埋めて、透け感をなくしてみると、キリッと引き締まった印象もプラスできた。「ぜんぜん違和感ないですね」と本人もご満悦。色白男子はぜひ、血色と透け感を意識してメイクをしてみよう。

After
チークとリップに色をポン!覇気のある顔の出来上がり

ツルリとした白い肌にまるで灯が灯ったように血色がよくなったのがおわかりだろうか。欠損していた眉毛や生えてこない部分のあるヒゲをほんの少しだけ描き足すことで、白い肌が透けなくなったのも重要。ややもするとインパクトの強い長いあごひげも全体の印象がよくなったことで、チャームポイントに見えている。

大胆にチークを入れて、血色をつくろう



FIVEISM × THREE ミラークールタッチ バー 色番:03
4000円

肌色の上に赤いチークをポンと乗せる。写真のようにただ置いただけでは浮いててしまうが、頬骨の高い位置に乗せて、指で外側へとていねいにのばしていこう。そうすると、まるで肌の内側から血色がよくなったかのような雰囲気を演出することができる。

女子だけじゃない。男も唇に色を足すべし



FIVEISM × THREE リップディフェンス 色番:03
3200円

リップクリームは塗ったことがあるけれど、いわゆる口紅ははじめてという男子は多いはず。でも、恐れるなかれ。このリップなら変に光りすぎず、悪目立ちしないのに血色をよくしてくれる。まずは唇の中央に塗り、軽く両端にのばせば自然に仕上がる。

足りなければ、描けばいいじゃないか



FIVEISM × THREE アイブロウスティックー 色番:04
2400円*リフィルのみ/ホルダー別売(2000円)

ヒゲの生え方は一様ではなく、密度の高いところと、低いところが出てしまう。色白の肌が透けて薄さが目立ってしまっているので、そんな時はアイブロウスティックを使って埋めてしまえばいい。眉も同様で足りないところを描き足し、ブラシで毛流れを整えよう。

キリリと精悍な目ヂカラメイク


Before
ぼんやり眉は意志が弱そうに見える

眉尻がほとんどなく、短いのがずっと悩みだったという林さん。手入れの行き届いた肌や、二重のきれいな目の魅力を生かしてきれていないのが残念だ。朝剃ったヒゲもポツポツと目立ち始めており、ここもなんとかカバーしたい!

林さんは毎日の洗顔・保湿は完璧で、しかも朝には色つきのデイクリームで肌色補正までしているというスキンケア上級者。悩みは眉尻がぼんやりとしてしまっているところ。営業という職業柄、人によく会うので積極的な顔立ちになりたいとずっと願っていたそう。

そこで目ヂカラをつけるべく、眉と目元を中心にメイクを施した。眉の劇的変化は一目瞭然。実は上記の2ステップに加え、シルバー系のアイシャドウを目頭を囲むようにくの字に、そして下まぶたのキワにもつけるという高等テクニックも使った。2種類のアイシャドウで目頭を明るく、目尻は暗くすると立体的に仕上がりるのだ。

また、撮影時にたまたまできていたニキビや青ヒゲも指でポンポンとコンシーラーをなじませるだけで簡単にカバーできた。元々、肌がきれいなのでメイクのノリがとてもよかった。それは普段からきちんと手入れをしている証拠なのだ。

After
凛とした目元が清々しく断然、若くなった!

目の大きさに合わせて眉尻をきちんと描き足すことで、こんなにも目ヂカラが備わり印象が激変! さらに目の印象を強めるために肌となじみのよいアイシャドウも忍ばせてもいる。また、気にしていた青ヒゲもコンシーラーで隠したら清潔感あふれる肌に即、変身。

脱毛しなくても、ヒゲは隠せばいい!



FIVEISM × THREE コンシール バー 色番:06
5200円

夕方になるとのびてきたヒゲがポツポツと目立つ青ヒゲ。解消するには部分用ファンデーションのコンシーラーで気になる部位を隠そう。また、ニキビなどの赤みや、ニキビ跡の陥没などもこれでカバーできる。均一になるよう指の腹で叩きながらのばそう。

コツさえ覚えれば、眉は自在に描ける




FIVEISM × THREE アイブロウスティック 色番:05
2400円*リフィルのみ/ホルダー別売(2000円)

濃い眉はカットや毛抜きで脱毛すれば調整できるが、薄い人は描くしかない。肌や眉毛に合わせて色を選び、太さと長さ、眉山の位置を決めて描く。わからなければまずは売り場のプロに相談しよう。誰にでも似合う眉は必ずあるのだから、臆することなかれ。

目ヂカラを出す最終兵器はアイシャドウ



FIVEISM × THREE アイシェードトランス 色番:04
3500円

黒目がやや薄く茶色がかっているので、それに合わせて茶系のアイシャドウをまぶたの上にサッと塗った。影をつけることによって目の上に奥行きが出てスッキリする。またよく見ると左目が三重になっているのだが、程よく溝が埋まって腫れぼったさも解消された。

藤村岳(ふじむらがく):シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論で、メディアへの出演や美容コンサルティングで活躍。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)などがある。

『デジモノステーション』2019年1月号より抜粋。

関連サイト


FIVEISM × THREE
男性美容研究所 藤村岳danbiken.net

text藤村 岳

  • 撮影協力FIVEISM × THREE
  • photo(make)松浦文生
  • photoTWO / PIXTA(ピクスタ)


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