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ロココ調やアールヌーボーだけじゃない!フランスのブランド家具で「ワクワクする部屋」を作る

ロココ調やアールヌーボーだけじゃない
フランスのブランド家具をインテリアに採り入れたくなる理由


フランスといえば、おしゃれで個性的なファッションの国というイメージ。
インテリアも実はそう。日本でも購入できるフランスモダン家具ブランドのアイテムを、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんに紹介してもらった。

【Profile】

窪川勝哉さん:インテリアスタイリスト
雑誌やTV等でのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイやイベントのデコレーションなども手がける。車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深い。

フランスの家具は似たものを探せない


フランスの家具といえば、どんなものを想像するだろうか。背もたれが高くそびえたイスや、装飾が派手なソファやキャビネットなど、貴族の館にあるような家具をイメージする人も多いだろう。

「18世紀のロココ様式や、19世紀末のアールヌーボーなど、女性的なインテリアがかつて流行しましたが、現代のフランス家具は、そうした良き時代のエッセンスを採り入れつつもファッショナブルで遊び心を持っています。たとえばファブリック素材も色とか柄のバリエーションが豊富でトレンドが取り入れられています」(窪川さん)

さすがファッションの国というべきか。ちなみに、ドイツの家具は無駄のない男性的なデザイン、イタリアはモダンでありながら官能的、北欧の家具はスタンダードで長く使える家具が多いという。これは、自動車のデザインをイメージすると理解しやすいのではないだろうか。

機能面でもフランス家具ならではの傾向があるという。

「もちろんプロダクトによって異なりますが、ソファの座り心地も、ふわっと包み込まれるものが多いですね」
オフィスの待合室に置く家具というよりも、自宅でくつろぐのに向いていそうだ。紹介された家具を見ても、部屋にあれば一瞬で目を奪われるような個性的なアイテムだ。

「これは、ひとつのブランドでも様々なデザイナーを起用していることも理由です。他の国の家具だと、比較検討できるプロダクトが存在しますが、フランス家具は似たものを探せない。それだけ個性的でイノベーティブなのです」

デザイン的にもモード感があるので、かなり使う人や部屋を選びそうな気もする。どう選ぶべきなのだろうか。

「確かにフランスの家具は万人向けではありません。インテリアの組み合わせも少し難しいでしょう。おすすめは、ダイニングテーブルのイスや小さなテーブルなど、小ぶりなアイテムから始めることです。暮らしが楽しくなるアイテムは、部屋のアクセントになるでしょう。カラフルでワクワクするような楽しさがあるので、子どものいる家庭にもいいかもしれません。それが馴染んでくると、どんどん取り入れたくなるはずです」

ちょっとクセはあるけれど、ハマればたまらなく好きになる。それがフランス家具の魅力のようだ。

フランスの家具がイケてる3つの理由


reason 1.ファッション感覚が強く、色や柄が豊富
reason 2.遊び心があってイノベーティブ
reason 3.包み込まれるようなリラックスできる家具が多い

日本で買えるフランスのメジャーブランド家具


リーン・ロゼ
世界中のデザイナーとコラボしモダン家具を発表。1968年に当時の家具市場において大革命となる、オールウレタン構造のソファを開発。現在は照明やテーブルウェアまでをてがける。


リーン・ロゼ
TOGO/トーゴ

高密度ウレタンファームを組み合わせたベストセラーソファ。1人がけから3人がけまで、肘付きソファやコーナー、ラウンジソファなど様々なタイプが用意されている。



リーン・ロゼ
CONFLUENCES/コンフルアンス

多様なシートスタイル、パズルのように組み合わさる革新的なデザインが特徴。発売と同時に話題となり、数々のデザイン賞を受賞している。デザイナーは、フィリップ・ニグロ。



リーン・ロゼ
GOOD MORNING/グッドモーニング

不安定感をおしゃれに演出したコーヒーテーブル。円形のトップとベースが1本の斜めの脚でつながっている。ホワイト、ブラック、ミラーフィニッシュなどの5カラー。

ロッシュ ボボア
モードを意識したアイコン的なソファが世界中で人気。世界各国のデザイナー、アーティスト、建設家たちとのコラボを通してクリエイティブな新作を毎年2回発表している。



ロッシュ ボボア
CHABADA CHAIR/シャバダ チェア

ブナ材をポリウレタン発泡体、さらに高反発のウール生地で覆ったチェア。多くの色や素材が用意されていて、自由にカスタマイズできるのも特長。シート高は46.5cm。



ロッシュ ボボア
sofa MAH JONG/ソファ マジョン

1971年、画家、彫刻家、デザイナーであるハンス ホファーによるデザイン。組み合わせであらゆる広さの部屋に対応できる。写真はケンゾー タカダとのコラボレーション。



ロッシュ ボボア
CHESS END TABLE/チェス エンド テーブル

まるでチェスのコマのようなフォルムのテーブル。表面全体がポリエステル樹脂で加工され、メタリックを含め様々なカラーが用意される。直径50cm×高さ48cm。

【2019年は間違いなくフランスが来る!】

フランスには、誰もが憧れを抱くオンリーワンの魅力がある。
その証として、観光地としてはもちろんのこと、クルマ、時計、インテリア、ファッション、はたまたテクノロジー界隈などどの角度から眺めても、他の国とは違うイケている要素が必ず見つかるのだ。今はたまたまデモなどの影響で、パリの街を中心に荒れた映像が流れている。だが、フランスに対する多くの人々が持つ、秘めたる想いは変わらないだろう。2019年は間違いなくフランスが来る!

『デジモノステーション』2019年2月号より抜粋。

text小口覺