TOPd.365銀マットで冷気をシャットアウト!極寒車中...

銀マットで冷気をシャットアウト!極寒車中泊の必勝テクをレクチャーします【豪雪地帯で車中泊!? Part2】

日本有数の豪雪地帯
新潟県・十日町まつだいで車中泊!




わざわざ極寒の地、それも豪雪地帯で車中泊をやるなんて相当アタマのおかしいテーマだ。でもだからこそ、リアルなオモシロさが見出せるのでは?と言いワケしながらいざ雪国に。なのに……ドカ雪よ、いったいいずこへ?



【極寒車中泊の必勝テク】銀マットを貼る


外気からの“冷え”を防ぐことが極寒車中泊の必勝テク。自分のクルマであれば、事前に窓のサイズ計測&銀マットのカットをしておこう。

野外で就寝するのと比べれば “クルマは動く密室”だけに、風雪をしのぐことができる。が、所詮は鉄の塊。とくに窓なんてガラスなわけで……そこから冷た~い外気が伝わってくる。この外気、なにがなんでもシャットアウトせねばならぬ。そこで役立つのが「銀マット」。ハイ、キャンプに欠かせないアレです。



銀マットとはナニか? あらためて説明すると、発泡ポリエチレンの片面にアルミ蒸着フィルムを施したもので断熱効果があるんですな。もちろん目隠しにもなります。あっ、車種に応じた(窓のサイズに応じた)断熱&保温シェードといった既製品もあるが今回は見送り。脱着が容易で見た目もいいが、お高い。まあ、たびたび車中泊に興じるならば購入してもいいかも。



ということで銀マット工作スタート。本来なら、事前に窓サイズを測り、それに合わせてカットしておくのが理想だろうが今回はレンタカー。現地についてからの作業なのである。ゆえにロール状の銀マットを多数持ち込むことに。

クルマはトヨタ『VOXY』で荷室は余裕たっぷりなので荷物が多くてもな〜んの問題もなし。なので銀マットは2000mm × 1200mm × 8mmを4本、1800mm × 500mm × 8mmを3本“も”用意した。窓は全8枚。どう考えても銀マットは余るが、床に敷いたりカラダに巻いたりしようと多めにしたのだ。ま、それだけ寒いと想像していたもので。

計算ができないバカといえばそれまでだが、白状すると……本格的な車中泊は初体験。なにしろ銀マットを窓に貼るという行為はとんでもなく貧乏くさいと思って生きてきた。もちろん、貼り方なんて知るよしもなし。

で、情報収集すると、手順は(1)新聞紙や模造紙、トレペなどを型紙にして、窓の形状を測る。(2)広げた銀マットに型紙を置き、1cmほどの余裕を持ってカット。(3)窓にはめ、布ガムテープで貼って完成! というもの。初体験だからこそセオリー通りに、と思ったが、型紙なんていりませぬ! おおよその大きさに切った銀マットを窓に合わせ、余分なところをハサミで少しずつチョキチョキ切ればオーケー。



2枚め、3枚めと順調に進んだところで、「なにやら浮いている」のが気になる。ぎゃ! ロール状ゆえにピタッと平らにならず、ちょい歪んでいるんですな。この隙間から冷えては困るので、中央部に両面テープ(布ガムを輪っかに)を施して難なくクリア。



そうそう、作業中はLEDライトが役立った。山ヤ(登山を趣味としている人の俗称)御用達といえば「ペツル」のヘッドランプで、これも持参したが、それよりもドン・キホーテで購入した激安LEDライトが便利だった。72個のLEDでパッと明るい。しかもフック付きなのでアシストグリップにかけておけば光軸が安定し、ストレスなく作業できた。



すべての窓に銀マットを貼り終えたのは午前1時45分。じつに105分もかかってしまった。教訓、次回は銀マットを事前にカットしておくこと。そう心に決めてみた。

銀マットを貼り終えたら今宵の寝床づくり




めでたく居住空間が完成した後は、車中泊必勝テクその2「快適な就寝スペースの確保」である。あいにく、このクルマは完璧なフルフラットにはならない。そこを補うのが「スタイロフォーム」。



なんと住宅用の断熱材で、グラスウールや硬質ウレタンフォームといったほかの断熱材よりも性能が高く、軽くて強度バッチリ。しかも板状になっているから車内でも扱いやすい。

ちなみにスタイロフォームとは商品名で一般名称は「押出発泡ポリエチレン」というらしい。車中泊マスターともなれば、スタイロフォームを窓にハメるツワモノもいるほど。

さて、使い方は簡単(単純)、シートをフラットにしたら、その上にオンするだけ。「エアマットでいいんじゃない?」という意見もあるだろうが、安定感と暖かさはスタイロフォームに軍配が上がる。それに、ゴチャゴチャとモノが多く、突起物もある車内では、エアマットが破損するかもしれない。



さっ、これで完璧なるフラットな面ができた! そのままシュラフを置いてもいいが、豪雪地帯では心もとないので、たっぷり持参した「銀マット」を敷く、それも2枚も。さらに折り畳み式の「スリーピングパッド」を敷き、いよいよ大本命、超絶冬山登山でもへっちゃらな最強シュラフ=「モンベル」のダウンハガーを広げてみた。

車外は氷点下なのにシュラフの中はぬ・く・い! 想像以上に暖かく、用意した温風ヒーターの出番はなさそうだ。

関連記事


いざ、新潟・十日町で極寒車中泊!いかにして寒さを乗り切るのか実録レポート!!【豪雪地帯で車中泊!? Part1】

極寒車中泊に適した場所は?
☆24時間駐車可能な「道の駅」などがベスト。
☆これまた24時間利用可能なトイレ併設。
☆欲張ると……24時間営業のコンビニ至近。

そこで白羽の矢が立ったのが…
道の駅 まつだいふるさと会館


十日町市の“西の玄関”として知られる道の駅。駐車場は91台(大型車5台、普通車86台)。EV(電気自動車)用急速充電器も備えている。 

住所:新潟県十日町市松代3816 
電話:052-597-3442(松代・松之山温泉観光案内所)



【新定番!!!!!!真冬の車中泊】

実は真冬こそキャンプがおもしろい!というのは、通なキャンパーたちには割と有名な話。空気が澄んでいて、景色や夜空もキレイ、人も少ないため自然を大いに満喫でき、何より焚き火だったり食べ物の温かみを体の底から体感できるから。自慢のキャンプギアたちの性能もよりシビアに堪能できるというもの。だったら車中泊も今でしょ! というわけで、元気な大人たちが真冬だからこその、エクストリームな車中泊遊びを提案します

『デジモノステーション』2019年3月号より抜粋。

text山﨑真由子

  • photo山﨑真由子


d.365の新着記事

同じカテゴリーの新着記事