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いざ、新潟・十日町で極寒車中泊!いかにして寒さを乗り切るのか実録レポート!!【豪雪地帯で車中泊!? Part1】

日本有数の豪雪地帯
新潟県・十日町まつだいで車中泊!




わざわざ極寒の地、それも豪雪地帯で車中泊をやるなんて相当アタマのおかしいテーマだ。でもだからこそ、リアルなオモシロさが見出せるのでは?と言いワケしながらいざ雪国に。なのに……ドカ雪よ、いったいいずこへ?



ドカ雪どころか、降らない。
でも……かなり寒いのは間違いない。


うっかり口を滑らしたことが発端だ。「真冬の車中泊特集です」と聞き、ならば極寒の地に赴き、ローカルスキー場(大手ではなく町営とか市営。リフトが2、3本程度のこぢんまりとしたスキー場)をめぐるってのはどうでしょう? と提案した。すごく面白いと思った。バカバカしさもあるとも思った。

だが、実際に計画を立てると、かなりビビったというのが本音。だから「北海道の湧別なんていいいかも。ゲレンデからオホーツク海が見えちゃったりして」なんて軽口はすぐに消えた。氷点下20℃というのはさすがに無謀だ、シャレにならない。右を見ても左を見ても、雪、雪、雪となると「真っ白過ぎてページにならないもんね」と、あっさり新潟県へと目的地を変えたのだ。

うん。しんしんと降り積もる雪の中の車中泊、翌朝は快晴、そしてロコスキー場とひなび湯、ほどほどの地酒、ああ、なんという雪国パラダイス! の予定だったのに。



だが、深夜零時、新潟県十日町「まつだい」に到着すると、あいにくというかラッキーというか雪が降っていない。一昨日に見たニュースでは、このあたり、間違いなくドカ雪のはず。でも降っていない。やばい……「豪雪地帯、なかでも特豪と称される地で、わびさびを感じつつ車中泊してくるぜ!」と宣言したくせに天気よし。さすが生粋の晴れ女だ。



誤解なきよう。雪が降っていないものの、関越道六日町ICから十日町へのルートは雪のため冬季閉鎖されているし、見渡せばあたり一面“雪の壁”である。



けれども、ここは24時間営業のコンビニを併設している「道の駅」。当然のごとく、除雪がきちんとなされていた。いや除雪は想定内。でも、ひと晩で雪が降り積もり、クルマのドアを開けるのをためらうほどになっている状況を期待していたのに!

もっと言えば、雪の重さに耐えかねて、ボンネットがギュウゥゥゥッと弱音を吐くかと思いきや、どっこい、気持ちのいい冬空なのだ。あー! そんな最悪な状況を期待していたのに、この肩透かし。



そうは言っても、外はめちゃくちゃ寒い。そりゃそーだ、降っていないとはいえ氷点下。ともかくエンジンを切って車中泊の準備をいたしましょう。そ、冬の車中泊の鉄則は「エンジンを切る」こと、これに尽きます。そりゃあ、エンジンをかけっぱなし(暖房もつけっぱなし)にしていれば暖かいに決まってる。でも、雪が積もりマフラーが埋まってしまうと排気ガスがクルマの中に入り……一酸化炭素中毒の恐れアリ。

かつてスキーブームの時代、ゲレンデの駐車場で前泊して、一酸化炭素中毒死なんていうニュースが多々あったほど。いやいや、それ以前に駐車中のエンジン停止はマナーですからね。ということで、エンジンを切っても寒くない術を徹底的にシミュレートして、今回の取材に臨んだという次第。

さぁ、これから極寒車中泊をはじめるぞー!(Part2へ続く)

極寒車中泊の心得
これさえ押さえておけば、おそらく快適に過ごすことができるであろう車中泊の心得6カ条。「備えあれば憂いなし」のスピリットで準備は入念に!

★とにもかくにもエンジンを切る。
★窓という窓には銀マットを貼る。
★2000m級の冬山にも対応するシュラフの確保。
★災害時にもマストなポータブル電源を装備。
★カラダの芯から温めるべく、酒を摂取する。
★想定通りじゃなくても、くよくよしない。

極寒車中泊に適した場所は?
☆24時間駐車可能な「道の駅」などがベスト。
☆これまた24時間利用可能なトイレ併設。
☆欲張ると……24時間営業のコンビニ至近。

そこで白羽の矢が立ったのが…
道の駅 まつだいふるさと会館


十日町市の“西の玄関”として知られる道の駅。駐車場は91台(大型車5台、普通車86台)。EV(電気自動車)用急速充電器も備えている。 

住所:新潟県十日町市松代3816 
電話:052-597-3442(松代・松之山温泉観光案内所)



【新定番!!!!!!真冬の車中泊】

実は真冬こそキャンプがおもしろい!というのは、通なキャンパーたちには割と有名な話。空気が澄んでいて、景色や夜空もキレイ、人も少ないため自然を大いに満喫でき、何より焚き火だったり食べ物の温かみを体の底から体感できるから。自慢のキャンプギアたちの性能もよりシビアに堪能できるというもの。だったら車中泊も今でしょ! というわけで、元気な大人たちが真冬だからこその、エクストリームな車中泊遊びを提案します

『デジモノステーション』2019年3月号より抜粋。

text山崎真由子

  • photo山﨑真由子