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ブリキの玩具のようなキャンピングトレーラー! レトロな内装に囲まれてタイムトラベルしちゃう?

ガソリン自動車がいよいよ普及期に入ろうとしていた1900年代、アメリカでは高級路線を突き進む自動車メーカー「Pierce-Arrow」が頭角を現していた。「ロールス・ロイスを上回る品質の高さ」と評されるほどの実力を持つ同社だが、1929年から始まった世界恐慌の波には逆らえなかった。

そんな不況を打開するための革新的なプロダクトとして開発されたのが、ラグジュアリーなキャンピングトレーラー『Pierce-Arrow Model C Travelodge』である。





1937年に製造された『Pierce-Arrow Model C Travelodge』。鉄製フレームをアルミニウムのシートで覆うことで、まるでブリキのおもちゃのような独特な外観に仕上がっている。丸みを帯びた台形のフォルムは、どこか懐かしさと可愛さを感じさせる。



一方で、内装の豪華さは「Pierce-Arrow」ならでは。温かみのある木材をふんだんに使った車内は、まるでオーセンティックなバーのような雰囲気。渋いモスグリーンのソファに腰をかけて、ゆったりとウイスキーをいただきたいものだ。



車内には立派なデスクが備え付けられており、ここで執筆活動に打ち込むのもいいだろう。年代物の「Philco」の卓上ラジオなどのインテリアも用意されているので、タイムスリップしたかのような旅が楽しめるはずだ。



『Pierce-Arrow Model C Travelodge』は、オークションサイト「RM Sotheby’s」で4万4800ドル(約495万円)で落札された。キャンピングトレーラーとして使わなくても、ちょっと贅沢な離れの小屋として利用するのも良さそうな一台である。

関連サイト


1937 Pierce-Arrow Model C Travelodge

text塚本直樹

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