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「転生もの」作品は主人公の「欲求・動機」の違いに注目するとおもしろい! 最新アニメ化3作品を比較

今回は、2020年春クールに放映されている「小説家になろう」発のアニメ化作品のマンガ版を3作紹介したい。どれも主人公が現実世界で死んで異世界(ひとつはゲーム)の人物に転生/意識に入り込む、という作品だが、主人公の「欲求・動機」面から見るだけでも相当に違うのだ。

文 / 飯田一史


◆人が欲しがるものはおおよそ手に入る主人公が真に求めるものとは?
©Hiroki Kusumoto,Y.A/KADOKAWA





■『八男って、それはないでしょう!』(キャラクター原案:藤ちょこ/原作:Y.A/漫画:楠本弘樹)
『八男って、それはないでしょう!』は、僻地の領主である貧乏貴族の幼い八男の身体に憑依した25歳の日本人商社マンが、その稀有な魔法の才能と現代世界での知識や人生経験を活かして無能な兄や父を押しのけるようにしてのし上がり、領地を広げて開発し、複数の美少女を妻にめとっていく、という作品だ。
お家騒動ものであり、領地経営ものである。

主人公のヴェンデリンは物語序盤で、個人としては一生かかっても使い切れないくらいの莫大な財産を手に入れる。そして彼は思う。