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コロナ禍、気候変動……「人間以外の存在」との付き合い方にヒントをくれるマンガ作品

新型コロナウイルスの猛威に加え、降雪と夏日の到来がひと月内に起こるなど「気候変動」の影響も如実に感じられる昨今。人間と、人間社会の外側にある現象や生態との関係を、マンガはどのように描いているのだろうか。危機の時代を読書への誘惑として捉え直すきっかけをくれる作品たちをご紹介。

文 / 永田 希


◆極小から極大へ 『惑わない星』の世界
©石川雅之/講談社





■『惑わない星』(著:石川雅之)
石川雅之『惑わない星』の最新巻が刊行された。極少の細菌と語り合える能力を持つ大学生の農業大学での活躍を描いた『もやしもん』の作者が、今度は天体という極大の物体が人間のような姿をとって人類と会話する物語を描いている。

『惑わない星』の舞台になるのは主に未来の地球。科学技術が発展した結果、地球環境は人間がそれまでの生活を続けるのが困難になるほどに破壊され、未来の人類はシェルターの中にひきこもるようになる。