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唯一無二のジャンルが楽しい『ファーミングシミュレーター20』重機のダイナミズムと農作業の緻密さの共存

農作物の収穫や売却、畜産といった農場経営に特化したシミュレーションゲームという独自のコンセプトで注目を集めてシリーズ化、近年は日本でも話題になり始めている『ファーミングシミュレーター』の最新作、『ファーミングシミュレーター20』がNintendo Switch™に登場。全世界でのシリーズ累計売上では1,000万本のセールスを記録し、世界に多くのファンを抱えることになった農場経営の魅力とはどこにあるのか? 今回はその一端に迫ってみたい。



文 / マンモス丸谷


◆スケールの大きさと地道な作業が同居する農場ライフ
『ファーミングシミュレーター』というゲームを知るうえでまず念頭に置いておきたいのは、“欧米”の農業をシミュレーションゲームとして再現しているということ。日本で長く生活している人間が農業と聞くと米を育てる稲作が頭に浮かぶと思うのだが、『ファーミングシミュレーター』でメインを張るのは小麦、大麦、オーツ麦といった穀物に、大豆、キャノーラ(菜種)といった作物。そして種まきから収穫まですべての工程をトラクターや収穫機といった重機で行なうのも特徴で、本作ではゲームプレイ中に人間のキャラクターが農地に直接立つことすらない。マップの移動、ショップで購入した物資の受け取りなどもつねに何かしらの重機に乗ってこなすため、本作における主役(プレイヤー)は、農場主というより重機そのものといった印象。操作方法やゲーム中の視点に関してもレースゲームに近い仕様になっている。